Old Mutual 生命保険 South Africa（以下、Old Mutual社）は、アフリカ有数の金融サービス機関として、何百万人ものお客様の繁栄と生涯にわたる経済的目標の達成を支援しています。お客様に最高のサービスを提供するため、Old Mutual社は継続的な改善と革新に注力しています。同社は5年以上前からインテリジェント オートメーションを活用し、優れた顧客サービスを提供するとともに、新規参入企業に対する競争優位性を維持しています。パフォーマンスを高め、新機能を活用し、インフラコストをさらに削減するために、Old Mutual社はSS&C Blue Prismのプロフェッショナルサービスと提携し、RPAソフトウェアをアップグレードしました。

課題

Old Mutual社はクラウドに移行しましたが、移行前にすべてのアプリケーションを最適化することはできませんでした。アプリケーションとインフラストラクチャの安定性とパフォーマンスを強化する取り組みの一環として、同社はSS&C Blue Prismの最新バージョンへのアップグレードを決定しました。これにより、ブラウザ拡張機能、ブラウザ自動化エージェント、APIサポートなどの新機能を利用できるようになります。しかし、Old Mutual社では250のSS&C Blue Prismデジタルワーカーが130のプロセスにおいて85の自動化を実行するという堅牢な自動化プログラムがあるため、アップグレードによってデジタルワーカーにダウンタイムが発生しないことを確認する必要がありました。

ソリューション

Old Mutual社は、SS&C Blue Prismが提供するプロダクトアシュアランスを活用しました。同社のRPAチームは、プロフェッショナルサービスの専門チームと協力しました。両チームは、Old Mutual社の現在の課題を熟考し、アップグレードを成功かつ円滑に行うための個別ロードマップを作成しました。必要かつ最適なインフラに関するプロフェッショナルサービスの知識は特に役に立ちました。彼らの指導がなければ、RPAチームがどのようなインフラを導入すべきか、また過剰なプロビジョニングを避けることは難しかったでしょう。

Old Mutual社は、移行前と計画、移行と実行、移行後という3つの大きなフェーズでアップグレードを完了しました。彼らは、インプレースでアップグレードを完了するのではなく、新しいインフラを利用することを選択したため、より制御しやすい状態で新しい環境への移行が可能になりました。このアプローチでは、プロセスを新しい環境に移行する際に、切り戻せるようになっています。また、並行環境を実行していたため、ダウンタイムもほとんど発生しませんでした。こうした綿密な事前準備によって、予期せぬ事態が発生した場合でも、問題が解決するまで旧環境に戻せることが可能になりました。

アップグレード以来、Old Mutual社ではシステムの安定性が大幅に向上し、新しいプロセスの自動化をより迅速に提供できるようになりました。自動化プログラムの実行に必要なインフラを削減し、コスト削減につながりました。また、アプリケーションが最適化され、スムーズに稼動しているため、来年には現在のインフラを半分に削減できると見込んでいます。

Old Mutual社の顧客も、この最適化されたソリューションの恩恵を受けています。顧客が保険金を引き出すために保険金請求書を提出すると、デジタルワーカーが迅速に承認と支払いに取り掛かります。顧客が支払いを受けるのに、以前は数日待たなければなりませんでしたが、今ではほとんどすぐに受け取ることができます。デジタルワーカーは毎日何千件もの取引を処理しており、場合によっては最大50％も速く処理しています。

Old MutualのRPAアップグレードの詳細については、SS&C Blue Prismコミュニティをご確認ください。（英語ページ）