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SS&C GlobeOp社がRPAによって融資プロセスの処理時間を57%短縮

57%短縮 顧客が現金を受け取るまでの時間
100%の精度 時間のかかる修正が不要に
30% より価値の高い業務に再配置された従業員の割合
"デジタルワーカーは、人が介入しても付加価値がもたらされないタスクを処理します。チームは再びより価値の高い業務を割り当てられるようになったため、仕事に対する満足度が向上したとともに、キャリアアップを図ることができます"
カメシュ・シャー(Kamesh Shah)氏 SS&C GlobeOp社融資業務責任者

SS&C GlobeOp社は、世界最大のファンド管理会社として、幅広い金融サービス組織にクラウドベースのファンドサービスおよびファンドテクノロジーを提供しています。数多くの銀行グループがSS&C GlobeOp社にシンジケートローンの管理を任せており、同社は迅速かつ正確に各利害関係者の重要書類を処理する必要があります。融資管理の大部分はすでに自動化されていましたが、従業員はまだ重要な手動タスクを実施する必要がありました。同社は手間のかかる作業から従業員を解放することを目指し、SS&C Blue Prismデジタルワーカーを導入しました。

課題

シンジケートローンにより、融資先は合併買収や資産購入のような大規模購入の資金を調達できます。融資の資金を提供する際は、複数の金融機関が投資として一定の割合の融資を行うことに合意します。条件について合意が得られると、SS&C GlobeOp社に決済のための書類が送られます。SS&C GlobeOp社の従業員は、メールキューにログインして各利害関係者の書類をダウンロードし、その書類を読み取って構造化データに変換する機械学習エンジンであるClearParに送信します。その後、このデータは手数料を計算して書類を照合するSS&C GoLoansに送られます。処理が完了すると、従業員は書類をチェックし、各金融機関に記録用として決裁書類を返送します。

融資決済チームはタイムゾーンの課題を抱えていました。ファイルは米国時間帯の早朝に届いていましたが、チームはインドにいるため、数時間後に従業員が出社するまでファイルが確認されない状態となり、それが原因で進捗が遅れていたのです。また、精度も懸念事項の1つでした。エラーが起きると数百の書類に影響が及び作業のやり直しが必要となり、それによって納期を守れないリスクが生じていました。書類提出の期限に間に合わなければ罰金が科され、最終的に企業の評判に傷がつく恐れがあったのです。さらに厄介なことに、決済依頼は多くの場合、月初に大量に届きます。

依頼件数がピークに達すると対処が難しいうえ、新入社員のオンボーディングに数か月を要することもありました。このような状況の中、SS&C GlobeOp社は融資決済プロセスを効率化する方法を必要としていました。

ソリューション

SS&C Blue Prismデジタルワーカーは現在、融資決済チームで盛んに稼働しており、書類がメールキューに届くとすぐにダウンロードして機械学習プラットフォームに送信します。このプラットフォームは、その書類のデータを読み取って解釈し、構造化してからGoLoansに渡します。GoLoansが必要な変換と計算を完了すると書類は完成します。デジタルワーカーはGoLoansにログインし、システムを起動して最終書類一式を生成してから関係者に送信します。

SS&C GlobeOp社は、今ではすぐに作業負荷の急増に対処できます。3~4か月かけて新入社員のオンボーディングを行うのではなく、わずか12時間で即戦力となるデジタルワーカーがチームに加わります。従業員はこのような面倒な作業を行うことがなくなり、例外の解決、卓越した顧客サービスの提供、スキルセットの向上といった、より付加価値の高いタスクに注力できるようになりました。融資決済依頼の平均処理時間が57%大幅に短縮されました。何よりも、チームは迅速かつ確実に顧客の要求に応えることができるようになりました。

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