それは考えない方がいいかもしれません。
適切に回答していないように聞こえるかもしれませんが、このことは重要な点を示しています。Blue Prismでは、オートメーション(実行しなければならない仕事)とデジタルワーカー(その仕事を行うツール)を明確に区分しています。次の点を考えてみれば、お分かりいただけると思います:1つのことにしか対応できないデジタルワーカーはあまり役に立ちません。Blue Prismのアプローチでは、マルチスキルのデジタルワーカーを導入することで、インテリジェントオートメーションを実現しています。
インテリジェントオートメーションを構築するにはどうすればいいですか?
はじめに
背景を調べるとオートメーションは基本的に次の2つの要素で構成されています:
ビジネスロジック:スタートから有用なアウトプットに至るまでの論理的なステップを定義します
アプリケーションインタラクション:インテリジェントオートメーションプラットフォームが各対象アプリケーションと連携する方法を定義します
Blue Prismは、次のグラフィカルワークフローを使用します:アプリケーションのインタラクションワークフローは「オブジェクト」、ビジネスロジックのワークフローは「プロセス」と呼ばれます。ワークフローは両方ともデジタルワーカー向けの指示のようなものです。ワークフローはプロセスの読み込みから始まり、プロセスは必要に応じてオブジェクトを呼び出します。デジタルワーカーが、呼び出したすべてのオブジェクトを実行してプロセスの最後に到達すると、オートメーションは完了します。
オートメーションの構築では、次の3つのことが必要です:
まず、実行させたいアプリケーションについてBlue Prismに学習させます。この学習は、Blue Prismにアプリケーションを見せて、様々なフィールドやボタンなどをクリックするという簡単な方法で行います。このアクティビティは「モデリング」と呼ばれます。
次に、ドラッグアンドドロップ型のエディターを使用し、ログインや読込、保存や終了など、アプリケーションで実行する各アクティビティのワークフロー図を作成します。各ワークフローのアクティビティは、必要に応じて拡大または縮小することができます。
最後に、同じドラッグアンドドロップのアプローチでプロセスを構築します。ワークフローのステップには、計算、意思決定、ロジックアクティビティ、またはオブジェクト内のページを使用するためのコマンドなどがあります。
これらの組み合わせには、コーディングや専門的な技術スキルは必要ありません。
現実的な考え方をする
インテリジェントオートメーションは驚異的なスピードで動作し、理想的な環境では20人分以上の働きをします。問題は、理想的な環境というものは存在しない、ということです。たとえば、入力データがない、間違っている、アプリケーションの反応が遅い、予期しない方法で反応する、といったことが生じます。オートメーションで対応できなければ、問題を解決するどころか問題が増えます。
Blue Prismでは、オブジェクトとプロセスに例外処理ステップを追加してこの問題を解決します。問題が発生した場合、例外処理からBlue Prismのデジタルワーカーに指示するこのステップをオートメーションに組み込むことが非常に重要になります。
これを行う方法は簡単です。最初にオートメーションの設計を始める際に、現在の手動プロセスで計画通りにいかないすべてのステップについても予め考慮しておくことです。新しいオブジェクトとプロセスにこれらの各ステップの例外処理を含めておくことにより、デジタルワーカーは机上の理論だけでなく、現実世界でも完璧に動作するようになります。
記録を管理する
記録の管理は、あらゆるビジネスにとって重要な課題です。スタッフが日常業務で忙しくてメモが取れず、貴重な情報が失われてしまうことがあります。
一方、デジタルワーカーは常に指示通りに行動します。Blue Prismでは、オートメーションで実行されたすべてのアクションを確実に記録、追跡管理し、安全で暗号化された監査証跡として保存できます。
オートメーションビルダーには、監査要件に対応する柔軟性がありますが、どのような条件の下でもリアルタイムで自動的に監査ログが生成されているため、企業にはデジタルワーカーが実行するすべてのタスクに関する完全な証跡が提供されます。
導入してみましょう
Blue Prismを使った自動化は簡単です。とはいえ、Blue Prismポータルアカウントで登録してご自身で確認なさることをお勧めします。Blue Prismトライアル/ラーニングエディションはDXから無料でダウンロードでき、ご自身のミニデジタルワークフォースをご体験いただけます。Blue Prism Universityの幅広い内容のインタラクティブな学習ガイドを活用すれば、すぐにオートメーションの専門家になれます!