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ブログ | 2024年03月01日

企業における自動化用の生成AIコネクター

企業における自動化用の生成AIコネクター
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SS&C Blue Prism Digital Exchangeの生成AIコネクター

2024年は生産性を高めましょう。

2023年は程度の差こそあれ、誰もが生成AIに触れ、大いに興じました。今年はその「実験」を部分的に実施し、投資した時間へのリターンを得る段階に来ています。

生成AIとはAI(人工知能)の一種であり、その名の通り、新しいコンテンツを生成するように設計されています。生成されたコンテンツは、テキスト、音声、動画、画像の形式で提供されます。詳細については、生成AIと予測AIの違いを参照してください。

その高い汎用性を鑑みると、生成AIは、究極の万能型です。現代社会において、営業、マーケティング、カスタマーサービス、人事といった職種や、金融サービス、保険、小売、物流といった業種に至るまで、AIによるデジタル化が到達しない分野はまず存在しません。しかも、生成AIのユースケースは拡大を続けるでしょう。

IDC EMEA FutureScape 2024: Reimagining an AI Everywhere Digital Future
IDC EMEA FutureScape 2024:Reimagining an AI Everywhere Digital Future

DIYの前にDX

組織全体に生成AIを導入する場合、従業員にChatGPTへのアクセス権を付与するだけで済むほど簡単ではありません。重要なプロセスで、リスクを増大させずにこのテクノロジーを大規模に利用するには、必要なガバナンス、セキュリティ、制御を提供する適切なガードレールが必要です。

そこで登場するのがインテリジェントオートメーション(IA)です。生成AIをラップする安全ブランケットとして機能します。IAは、AIを使用したロボティックプロセスオートメーション(RPA)や業務プロセス管理(BPM)を組み合わせて、業務プロセスを自動化します。

しかし、具体的にはどのように生成AIを自動化に統合すればいいのでしょうか。

自動化に生成AIを追加する方法

SS&C Blue PrismのDesign Studioの特長は、コーディングが不要で、誰でも使用できることです。また、生成AIの場合は、SS&C | Blue Prism® Digital Exchange(DX)の生成AIライブラリにある数多くのコネクターの中からいずれかをダウンロードし、自動化されたワークフローに追加するだけで、すぐに使用できます。これにより、開発時間を大幅に短縮できます。また、SS&C Blue Prismの自動化プロセスは適応性が高く、従業員とデジタルワーカーは、どのシステムやアプリケーションとも連携や接続ができます。

弊社の生成AIコネクターを使用すると、次のことが可能になります。

  • 簡潔で正確な文書の要約を作成する。
  • 請求書、領収書、メモなど、構造化されていない文書からデータを抽出してクエリを実行し、貴重な時間や労力を節約する。
  • 大量のデータを分析し、レポートを作成する。

生成AIの利用可能なアセット

  • Amazon SageMaker:このプラットフォームを使用すると、クラウド上で機械学習(ML)モデルの作成、トレーニング、展開ができます。また、このコネクターを使用することで、SS&C Blue PrismプロセスからAmazon SageMakerに直接アクセスできます。
  • GPT-3:このツールを使用すると、生成AIを使用して自動化プロセスを構築し、自然言語モデルを使用して顧客と人間らしい会話ができるようになります。
  • Humley Think:このツールは、Humleyの対話型AIプラットフォームに組み込まれています。企業向けのFAQやナレッジベースのコンテンツを自動生成するチャットボットを導入することで、デジタルワーカーを強化します。
  • Amazon Bedrock:このサービスを使用すると、AmazonのクラウドコンピューティングプラットフォームであるAmazon Web Services(AWS)上で生成AIアプリケーションを構築できます。このコネクターを使用することで、SS&C Blue Prismプロセスからこのサービスに直接アクセスできます。
  • 近日公開 – IBM Watson X:このツールは、SS&C Blue Prismのデジタルワーカーが、指定されたプロンプトに対するテキスト応答をリクエストおよび受信できるように、簡素化されたインタフェースを提供します。

DXでは、上記のコネクターや、その他多数のコネクターを検索できます。

生成AIを自動化に使用する理由

生成AIとインテリジェントオートメーションを統合すると、より複雑なプロセスを自動化して、ビジネスの成果を早期に達成できます。以下にメリットの一部をご紹介します。

  • 自動化をすばやく実現する:生成AIは、自動化の開発における技術的な問題を軽減します。これにより、技術者以外のユーザーでも、プロンプトを記述するだけでプロセスの発見と開発を高速化できます。
  • 意思決定を改善する:生成AIによって、膨大な量のデータへのアクセスや分析がしやすくなり、従業員が十分な情報に基づいた意思決定を行えるようになります。
  • 顧客サービスを向上させる:生成AIを搭載したチャットボットを使用すると、顧客エンゲージメントを拡大し、応答時間と解決時間を改善し、さらにパーソナライズされた体験を提供できます。
  • 少ないリソースで多くのことを達成する:最小限の労力で、プロセス、コンテンツ、デザインをすばやく生成できます。生成AIは、リソースの割り当て、効率性の向上、生産性目標の達成を支援します。

求めている機能が見あたらない場合

言語学習モデル(LLM)やその他の生成AIソリューションについて提案があれば、SS&C Blue Prismアカウントからご投稿いただけます。

インテリジェントオートメーションが、リスクを最小限に抑えながら、生成AIの導入を促進し、価値実現までの時間を短縮する方法について詳しくは、今すぐお問い合わせください

生成AIに関するアナリストの意見

生成AIテクノロジーの現状に関するガートナーの洞察と、生成AIが自動化の実装をサポートする可能性についてご覧ください。

「2026年までに、80%以上の企業が本番環境で生成AIのAPIやモデルを使用し、また生成AI対応アプリケーションを導入することが予想されています。つまり、現在の5%未満から大幅に増加することになります」Gartner®

詳細については、Gartnerの調査レポートをダウンロードしてご確認ください。

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